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2010年-2011年ルール変更? <スピン>
続いてスピンです。 念のため再度書かせていただきますが、私はスケートを片足で滑ることも出来ない人間で、もちろんフィギュアスケートをやったこともなく、2次元の情報からだけで何とか知識を得ようとしているずぶの素人です。。

ルールを詳しく勉強したい!との思いからISU Communication No. 1611 を整理しようとしているまでですので、正しいルール改定の説明とは受け取らないでいただけますようお願いいたします。。そして間違いを発見された方、ご遠慮なくコメントくださると幸いです。


  
<スピン>
 ※下線が変更箇所

1) A difficult variation in a basic or (for spin combinations only) in an intermediate position

2) Another difficult variation in a basic position which must be significantly different from the first one and:
spin in one position with change of foot – on different foot than the first one
spin combination without change of foot – in different position than the first one
spin combination with change of foot – on different foot and in different position than the first one

3) Change of foot executed by jump

4) Backward entrance/Difficult variation of flying entrance/Landing on the same foot as take-off or changing foot on landing in a Flying Sit Spin

5) Clear change of edge in sit (only from backward inside to forward outside) or camel

6) All 3 basic positions on both feet

7) Both directions immediately following each other in sit or camel spin

8) At least 8 rev. without changes in pos./variation, foot or edge (camel, sit, layback, difficult upright), counts twice if repeated on another foot


Additional features for the Layback spin:

9) One change of position backwards-sideways or reverse, at least 3 rev. in each position (counts also if the Layback spin is a part of any other spin)

10) Biellmann position after layback spin (SP – after 8 revolutions in layback spin)


Backward entry, change of edge and any type of difficult spin variation count as features that can increase the Level only once per program (in the first spin they are attempted);

The following requirements are mandatory for Levels 2 – 4 both in Short Program and in Free Skating:
 a) for Spin Combinations with change of foot all 3 basic positions;
 b) for Spins with change of foot at least one basic position on each foot.

In any spin with change of foot the maximum number of features attained on one foot is two (2).


1) 基本姿勢での 1 つの難しいバリエーション.(スピン・コンビネーションでは)中間姿勢でもよい
 →変更無し。

2) 基本姿勢での、1つ目とは著しく異なる別の難しいバリエーション
 →下線部分が追加。
  「著しく異なる」かどうかは試合で試すまでわからないと思うので、
  来シーズン初めはレベル取りに苦労する選手が出てくるでしょうか。。

 →また、スピンの種類に応じて下記の通り規定されます。
   ・足換えスピンは、1つ目とは異なる足で
   ・足換えの無いスピンは、1つ目と別の姿勢で
   ・足換えのコンビネーションスピンは、1つ目とは異なる足および異なるポジションで
   昨シーズンの規定が私にはとんち??に見えるのですが…足換えスピンは
  「同じ足で異なる姿勢」でもOKだったってこと???だとしたら、実質的な変更は
  その部分だけで、あとは書き方が変わっただけということになるのでしょうか。

今回発表された内容↓
spin in one position with change of foot – on different foot than the first one
spin combination without change of foot – in different position than the first one
spin combination with change of foot – on different foot and in different position than the first one

2009-2010シーズン↓
● 1 姿勢の足換えなしのスピンおよびフライング・スピン
  – 1)のものとは異なるもの
● それ以外の全てのスピン
  – 1) のものとは異なる足および/または異なる姿勢で行うもの



3) ジャンプによる足換え
 →以前は「難しい足換え」だったので、変更。
  at least 2 revolutions before and after the jump in basic positions
  とあり、前後に基本姿勢で2回転以上必要なようです。


4)バック・エントランス/フライング・エントランスの難しいバリエーション/フライング・シット・スピンで踏み切り足と同じ足で着氷または着氷の際に足換え
 →変更無し。


5) シットスピン(バックインサイドからフォアアウトサイドのみ)またはキャメルスピンでの明確なエッジの変更
 →以前は「一つの基本姿勢での明確なエッジの変更
   (この特徴はどのスピンでも1 回しか数えない)」だったので、変更。
  鈴木明子選手がレイバックでチェンジエッジをしていましたが
  (荒川さん曰くすごく難しいらしい)、これはカウントされなくなるのでしょうか。。


6) 左右の足とも、3 基本姿勢すべてを含む
 →以前は「3 基本姿勢すべてを含む
   (足換えを伴うスピンでは – 左右の足とも3 基本姿勢全てを含む)」だったので、変更。

   でも以前のだと足換えのないコンビネーションスピンで3つ全ての基本姿勢でも
   よかったということ…?え?そんなわけないかな??どっかに注釈があったりして…


7)シットスピンまたはキャメルスピンで、ただちに続けて行う両方向のスピン
  →下線部分が追加。
   レイチェル・フラット選手がコンビネーションスピンでやっていたと思いますが、
   シットorキャメルの単一姿勢のスピンのみになるということでしょうか。


8) 姿勢/バリエーション、足、エッジを変更せずに少なくとも8 回転(キャメル、シット、レイバック、難しいアップライト).左右の足とも行った場合には2 回数える
 →変更無し。昨シーズンも多くの選手が取り入れていましたね。


☆レイバックでは下記の要件も考慮される。

9) バックからサイドまたはその反対に1 回の姿勢変更.各姿勢少なくとも3 回転.(他のあらゆるスピンの一部分としてレイバック・スピンが行なわれた場合も数える)
 →下線部分が以前は「コンビネーション・スピン」でした。
   アップライトの一部としてやる場合もOKということ…???


10) レイバック・スピンからのビールマン姿勢 (SP – レイバック・スピンで8 回転してから)
  →変更無し。



☆その他、全体の注意事項

今回発表された内容↓
Backward entry, change of edge and any type of difficult spin variation count as features that can increase the Level only once per program (in the first spin they are attempted);

2009-2010シーズンで、上記に該当すると思われる内容↓
・バックワード・エントランスはレベル特徴として数えられるが、カウントされるのはショート・ プログラムおよびフリー・スケーティングともそれぞれ1 つのスピンのみである。その際、 最初に試みたものが考慮される。
・エッジの変更は、どのスピンでも1度しかカウントしない。
→チェンジエッジ、難しいバリエーションの全てのタイプは、
  プログラムに付き1回しかレベルを上げる要件に数えられない
  (最初に試みたものが考慮される)ということだと思われます。

  別の単一姿勢のスピンでやった難しいバリエーションは、
  その後のコンビネーションスピンでやってもレベルを上げられないとうことでしょうか。

  だとすると、シットスピンを多く入れている男子選手等はかなり大変になるのでは…
  スピンのバリエーションの少ない私の(!)アモディオが心配です。


今回発表された内容↓
The following requirements are mandatory for Levels 2 – 4 both in Short Program and in Free Skating:
 a) for Spin Combinations with change of foot all 3 basic positions;
 b) for Spins with change of foot at least one basic position on each foot.

2009-2010シーズン↓
足換えを伴うスピン・コンビネーションでは、3 基本姿勢全てを含むことがショート・プログラムではレベル2-4 となるために、フリー・スケーティングではレベル4 となるために必須である.
→コンビネーションスピンで3基本姿勢を含むことは、
  フリーではレベル4のみの必須条件でしたが、レベル2・3でも必須となるようです。

 また、コンビネーションではない足換えのスピンでも、
 それぞれの足で基本姿勢を含まなければいけない(=中間姿勢ではいけない?)
 となるようです。



今回発表された内容↓
In any spin with change of foot the maximum number of features attained on one foot is two (2).
→足換えを伴うスピンでは、一方の足で獲得することができる特徴の数は最大2個である。
   以前は3個でしたので、こちらも変更ということになります。

posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 10:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2010年-2011年ルール変更? <ステップシークエンス>

6月にバルセロナで行われるISU総会を前に、ISU Communication No. 1611 が発表され、これは決定?それとも提案?とtwitterで話題になっていました。

時事を初め主要各紙も確定事項のように報じてましたが、どうなんだろう?個人的には知識も情報も少なくてよくわからないのですが…。でもCommunication No. 1611として発表されるということは、あとは承認を得るだけでほぼ確定事項…みたいな感じなのでしょうか?

ジャンプの基礎点の改定は、本当に実行されるならかなり影響が大きそうですね。。各ジャンプの基礎点が少しずつ見直し、回転不足のジャンプに中間点を設けるという内容。だいぶ気になるところですが先にステップのLEVELS OF DIFFICULTYの変更について自分用にまとめておきます。

  
<ステップシークエンス>
 ※下線が変更箇所

今回発表されたレベルを上げる要件↓
1) Simple variety (Level 2), variety (Level 3), complexity (Level 4) of turns and steps throughout (compulsory)
2) Rotations (turns, steps) in either direction (left and right) with full body rotation covering at least 1/3 of the pattern in total for each rotational direction
3) Use of upper body movements
4) At least half a pattern on one foot only
5) Combination of difficult turns (rockers, counters, brackets, twizzles) quickly executed in both directions (at least twice within the sequence)


2009-2010シーズン↓
1) Simple variety (Level 2), variety (Level 3), complexity (Level 4) of turns and steps throughout(compulsory)
2) Rotations (turns, steps) in either direction (left and right) with full body rotation covering at least 1/3 of the pattern in total for each rotational direction
3) Moderate (full for Level 4) use of upper body movement
4) Quick changes of rotational direction executed with turns and steps



1)は各レベルで必須となるターン・ステップの数。
レベル2・3で必要なターンの数が増えました。ちょっと難しくなるということですね。レベル4は変更なし。

   ●ターンについて
  スリー、ツイズル、ブラケット、ループ、カウンター、ロッカーのうち、
    simple varietyは7つ  (以前は6つ) ※同じ種類は2つまで数える
    varietyは9つ  (以前は8つ) ※同じ種類は2つまで数える
    complexityは5種類を両方向に1度ずつ

 ●ステップについて
  トウステップ、シャッセ、モホーク、チョクトー、チェンジエッジ、
    クロスロール、ランニングステップのうち、
    simple varietyは4つ
    varietyは4つ
    complexityは3種類を両方向に1度ずつ




2)は変更なし。
2009-2010のテクニカルパネル・ハンドブックによると、詳しくは下記。

  この特徴は、“スケーターが,少なくともシークェンス全体の1/3 の間ある一方向に連続して回転し,次に少なくともシークェンス全体の1/3 の間反対方向に連続して回転する”または“ステップ・シークェンス全体を通じて,スケーターは(連続ではなくても)合計して少なくともシークェンスの1/3 をある一方向に回転を行い,(連続ではなくても)合計して少なくともシークェンスの1/3 を反対方向に回転を行う”ことを意味する。
“全身の回転を伴う”とは完全に1 回転することを意味する.スケーターがただ単に半回転してバックやフォアに向きを変えることではない。



3)は上体の使い方に関して。
Moderate(ある程度の動き)」でレベル3までは取れたところが、「Use」に変更。
「シークェンス中に3回の分布」が「at least 2/3 of the pattern」になるということは厳しくなるということ?
また、今までレベル3までは両腕・頭・胴のうち2つでよかったのが、特にその記載がなくなったということはレベル3まででも3つ全て使えということ?

  今回発表された内容↓
Use of upper body movements means the visible use for a combined total of at least 2/3 of the pattern of the step sequence any movements of the arms, head and torso that have an effect on the balance of the main body core.

2009-2010シーズン↓
上体は、両腕、頭、胴を意味する。“ある程度の”が意味するのは、ステップ/ターン/フリ ー・スケーティング動作を行ないながら同時に上体の3 部分のうち2 部分を目に見えて明 らかに使うことである。(シークェンス中に3 回以上分布していること)



4)は新設。
半分をワンフットで滑ればレベルが上がるということですね。しかし、実際どういうことなのかは勉強不足でよくわからず…。半分の距離まで右足だけでターンの連続をしろとかではないですよね…???



5)も変更された箇所。
去年までは「ターンおよびステップによる回転方向の素早い転換」で、右回りのターンと左回りのターンを続けて素早く…といったことだったと思うのですが、「ステップ」ではだめになるようです。そして1つのシークエンス中に2回必要になるということかな。

詳細の記述は下記の通り変更。ロッカー、カウンター、ブラケット、ツイズルを両方向に少なくとも2回ずつ。これもやっぱり厳しくなる…ということですかね。。

  今回発表された内容↓
Combination of difficult turns (rockers, counters, brackets, twizzles) quickly executed in both directions requires at least two turns in each direction.

2009-2010シーズン↓
回転方向(左、右)の素早い転換のことである。この転換は、リストに記載されているターンおよびステップにより行なわれなければならない。レベル特徴を獲得するためには、この転換は少なくとも3 回行なわれる必要がある。

+++++


レベル4を取るための要件は"4つ全て満たさなければならない→5つのうち4つ満たせば良い"となったものの、全体的にハードルは高くなったようですね。昨シーズンは男子でレベル4がずいぶん出るようになり、女子でも鈴木明子選手が四大陸で獲得していましたが、またちょっと出ずらくなったりするのでしょうか?やっとレベル4取れるようになったと思ったらまたルールが変わってしまって、選手達は本当に毎年大変ですね・・・。



※ただでさえ英語能力が低いため、技術的なことを正確に訳す自信がなく、原文そのままだらけでごめんなさい。。また、私の解釈の部分は間違っている可能性を大いに孕んでいますので、くれぐれもそのまま引用されないようご注意ください。。

なのになぜそのまま公開するかというと…うっかり技術的なことに詳しい方の目に留まって、ご指摘をもらえないかなーなんて勝手な期待を抱いているためです^^;ということで、間違いを指摘していただける方、コメントお待ちしています!
posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 10:00 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
ブライアン・ジュベール選手SP 「Rise」 @World Championships 2010



Name:Brian Joubert (France)
Age:25
Coach:Laurent Depouilly
Music:Rise by Safri duo
Choreographer:Evgeny Platov

Total Element Score : 47.90
Program Component Score : 39.80
Total Segment Score : 87.70

今回の世界選手権で一番感動したのは、何より誰よりジュベールの演技でした。
もちろん他にもいっぱい感動した演技はあったのだけど、今もっとも鮮明に心に残っているのは彼のショートプログラム。辛い辛い五輪の後の、あの演技です。

会場の人々も、テレビで観ていたファンも皆がわかっていたことだけど…
彼がこの試合に出てくることは、並大抵のことではなかったと思います。。

ジュベールにとっては3回目の五輪でした。プルシェンコに対抗できる数少ない選手としてメダル候補だったトリノは6位。
悔しさを直後の世界選手権、そして翌年の快進撃に繋げ、その後も怪我や採点傾向の変化と戦いながら世界選手権の表彰台に乗り続けてきた。
直前に大怪我をしてしまう災難もあり、やっとの思いで迎えた五輪。今度こそと挑んだ五輪が、あの残酷な結果でした。

もはやジュベールにとって世界選手権は、「五輪がだめでも世界選手権で頑張ろう」というモチベーションにつながるような大会ではなかったと思います。『五輪の悔しさは五輪でしか晴らせない。』
ソチでは29歳になっているジュベールには、「次の五輪まで頑張ろう」と前を向く時間すらなかったのではないかな?

その彼が、五輪の余韻も冷めやらぬうちにフランス国内でのテストスケートをパスし、トリノにやってきてくれた。
そして、目の覚めるようなパーフェクトな演技!
スコット・ハミルトンが「もっとも難しいジャンプは、転倒した後のジャンプだ」と言ったそうだと前の記事で書きましたが、今回のショートプログラム冒頭の4回転は、その比ではなかったのではと思います。

「Rise」はジュベールの代表的なプログラムになりましたね。
冒頭のメロディを聞いただけで胸が高鳴ります。
試合で2シーズン見たけれど、まだ変えないでほしいと思うぐらい、大好きなプログラムです。


※ここからは個人的にルール・技の勉強をするために、各要素で何をやっているのか書き出してみたものです。
知識が浅いので、間違いもあると思われますので、もしご覧になってくださる方はその前提で。。そして正しい内容がわかる方、ぜひ教えていただけると幸いです。


1 4T+3T (BV:13.80、GOE:0.20)
ひゃっほーーい!^0^ やっぱりジュベール最高!かっこいいっす!

ちょっと着氷が前傾姿勢で、3Tの後もあまり流れなかったですね。GOEは0.20。
3回転+3回転の選手たちはコンビネーションで1.00〜2.00近い加点を貰う選手もいるので、
この加点の少なさは痛いのですが、まぁ今はそういうルールなわけで。。

でもいいんです。
SPの上位10人で4回転挑んだのも決めたのジュベールとケヴィン・ヴァン・デル・ペレンだけですよ。本当に素晴らしいことだと思う。

2 3A(BV:8.20、GOE:1.40)
トリプルアクセル綺麗でした!着氷後もすーっと流れて。
個人的に数年前の跳んでも跳んでもアクセルの軸が曲がってしまっていた時期(ほんの1・2試合でしたが)が脳裏に焼きついているので、しっかり跳んでいるのを見るとほっとします^^;

3 3Lz(BV:6.00、GOE:1.40)
五輪で痛い失敗をしてしまったルッツも完璧に決めました。何と言っても高さのあること!
怪我をしてからルッツを跳ぶのが少し怖くなってしまったそうですが、それでこのジャンプはすごいですよね。

4 FSSp4(BV:3.00、GOE:0.40)
フライングから入るスピン。しっかりレベル4取ってます。
しかし今回の世界選手権は本当に謎すぎるカメラワークで、スピンの時必ず靴のアップになるのでポジションがほとんど見えません…涙。

デスドロップ
♯キャノンボール(シットスピンの難しいバリエーション
チェンジエッジ
♯パンケーキ(シットスピンの難しいバリエーション

5 CiSt2(BV:2.30、GOE:0.60)
音楽にも乗っていて見せ場にもなっているステップだと思うのですが、レベル2にとどまりました。
密度はそれなりにあるように見えるのですが、ターンが浅くてカウントされてないとかなんですかね…?ちゃんと数えていないのでわかりませんが。。

ただ今季から男子ではステップのレベル4が気前良く出てまるので、レベル2は結構痛いです。。
チャン選手も高橋選手もステップでレベル4を獲得し、加点もたっぷり貰っているので、このあたりで4回転で得たアドバンテージが消えていってしまいました。
高橋選手はCiStでレベル4、しかも何と加点が2.00なので、この要素だけで5.90点獲得してるんですよね(すごい!)。
対してジュベールは2.90。実に3.00点の差です。。


6 CCoSp3(BV:3.00、GOE:0.40)
コンビネーションスピンはレベル3でした。下線の要件でレベル4を狙っているという認識で合っていれば、何か1つ認められなかったことになります。どれだろう。8回転かな?

♯キャメルの基本姿勢
♯ブロークンレッグ?(シットスピンの難しいバリエーション同じポジションで8回転
♯足換え
♯シットスピンの基本姿勢
チェンジエッジ
♯ショットガンスピン(アップライトの難しいバリエーション

ところで、このスピンが終わった後ステップに入る前に、コーチと目を合わせるところがいいー!
デュプイコーチははしゃぎまくって隣の人に抱きついてますね(笑)
こんなシーン早々観られるものじゃないかも…何度観てもいい場面だ。

7 SlSt3(BV:3.30、GOE:0.60)
こちらは一蹴り一蹴りよく滑っているように見えました。中盤ちょっとターンがあやしいところもあったかな?
でもそんなこと言うのは野暮ってもんですね。このステップは4回転に続くハイライト。ジュベールが乗ってると会場も大興奮!
トリノのお客さん達、リアクションよかったですよねー^^

8 CSSp4(BV:3.00、GOE:0.30)
こちらは下記で合っていれば5つの要件でレベル4を獲りに行っているはず。靴ばっかり映るのでよく見えないんですが…。

バックエントランス
♯キャノンボール(シットスピンの難しいバリエーション
♯シットの基本姿勢
チェンジエッジ
♯足換え
♯ブロークンレッグ?(シットスピンの難しいバリエーション同じポジションで8回転

+++++

試合を観ていて点数が出たときにはしょーじき「これで3位かよ!」と不満たらたらでしたが、
一つ一つの要素を見ていくとまぁ…今のルールでは仕方ないのかな。。

それにしても、今回レベルを「取りこぼした」と言えるのはサーキュラーステップぐらいで、
他はしっかりとレベルを取っているし、減点された要素もないのですよね。
なのに3回転+3回転までの選手に勝てない/同程度の点数となると…
4回転+3回転を跳んでも、そのコンビネーションで1.00〜2.00の加点をもらうとか、
ステップでレベル4を取るとかしないと4回転のアドバンテージは活きないってことですよね。
今更ながら。。

4回転+3回転を入れても、アドバンテージは3.00点そこそこ。加点がたっぷり付くほどの質で跳ぶことも難しい。。
4回転は体力も神経も使うから、他の要素の質を高めるのだって難しい。その上レベルも取りこぼせない。

にも関わらず、4回転を入れて得られるのはたった3.00点の基礎点だけ。
完全に8個ある要素のうちの1つとしてしか機能していないんですよね。。

実際は他の7つの要素全てにも負担をかけてるはずのに…
なのにそこでミスをせず、レベルを取りこぼさず、それどころか加点を相当に得ないとアドバンテージが消えてしまう。

審判は「四回転が入ってて大変だから、他の要素の加点を甘めに」なんて考えてはいけないから、3回転+3回転までの選手の要素も4回転+3回転の選手の要素も同じように採点するのは当然ですよね。
5コンポーネンツだって、4回転をやったことを評価する項目なんてない。
せいぜいスケーティングスキルが上げるくらい?
でも3回転+3回転までの選手こそスケーティングのいい選手は多いので、そこで差はつかない。

観てるこっちとしては、4回転の印象は鮮烈で、こんなすごいジャンプをした人がどうして1位じゃないの?と思いたくなるけど、今のルールでは4回転を評価する項目がほぼないんですよね。。
要素の中では8分の1、5コンポーネンツのことを考えると4回転の占める割合なんて…



そう思うと順位には納得だけど、このままこのルール、採点傾向で突き進んでいくかはよく考えてほしい。
今のルールは、完全に「4回転なんてやるな」っていうメッセージにしか思えないです。。
本当に誰もクワドやらなくなってもいいの…??

個人的にも、ショートプログラムの日しかチケットの取れないことも多い。そういう人にとって、目の前で4回転を跳んでくれた選手がどれだけ貴重か。
休養を取る選手が多いシーズンでも、殆ど休まずモチベーションを下げることもなく、常に「絶対に勝つんだ」と試合に臨んでくれる選手がファンにとってどれだけ大切か。

そんなことは点数に関係ないし、今のジャッジがジュベールを軽く見ていると言うわけではないけれど、ジュベールのような選手に敬意が払われ、報われる競技になってほしい…と心から願っています。


 
posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 01:35 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |