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デニス・テン選手SP 「Sing,Sing,Sing」 @Skata Canada

Name:Denis Ten (Republic of Kazakhstan)
Age:16
Coach:Elena Buianova,Tatiana Tarasova
Music:Sing,Sing,Sing
Choreographer:Tatiana Tarasova

Total Element Score : 43.60
Program Component Score : 31.85
Total Segment Score : 75.45

ロサンゼルス世界選手権、15歳で鮮烈デビューを飾ったデニス・テン選手。このショートプログラムは今季これまで観たシングル選手の中では一番好きなプログラムです。オーソドックスな選曲ではありますが、彼なりの個性が弾けてとっても面白いプログラム!ジャンプよりも、サーキュラーステップからどんどん会場が盛り上がり、ラストのストレートラインステップには大歓声!ショートプログラムで、しかも前半の組ながら観客を総立ちにさせました。世界選手権での演技といい、この年でもう何度もスタンディングオベーションを経験しているなんて、何て幸せな選手でしょう。この演技を最初に観たときは、しばらく放心してしまい次の選手の演技を観る状態ではなくなってしまいました・・(結果後日観ることに。。)。

さて、ここからは個人的にルール・技の勉強をするために、各要素で何をやっているのか書き出してみたものです。どうにもこうにも知識が浅いので、間違いだらけだと思われますので、もしご覧になってくださる方はその前提で・・・そして正しい答えがわかる方、ぜひ教えていただけると幸いです。

1 3A (BV:8.20、GOE:1.00)
クリーンな着氷です。+2をつけているジャッジも。


2 3Lz+3T(BV:10.00、GOE:1.00)
「軸がしっかりしている」と田村岳斗氏。エッジも問題なく見えます。


3 3F(BV:5.50、GOE:0.00)
ここで早くもつまづいた私。ステップからの3回転ジャンプですが、ステップがどこの部分なのかわからない・・。スリーターンをする前にスリー→ブラケットが入ってるかなとも思ったけどスローで見るとちょっとクィっとやってるだけでターンというほどではなく・・・。もしかしてそのせいで加点がつかなかったのですかね?それともエッジがフラット気味だから?「-2」をつけているジャッジもいます。


4 CCoSp4(BV:3.50、GOE:0.60)
これは・・・5つの要件でレベル4を狙いに行っている?ビールマンは彼のチャームポイントですね。GOEも「+2」が3つ出ています。

♯キャメルスピン
♯ビールマンスピン(アップライトの難しいバリエーション
♯足換え
♯キャノンボールスピン(シットの難しいバリエーション同じポジションで8回転
♯ショットガンスピン(アップライトの難しいバリエーション
チェンジエッジ
♯アップライトスピン


5 CiSt3(BV:3.30、GOE:0.70)
来てしまいました、ステップ。ものすごい時間がかかった上に、何度スローで見ても見えない部分や、知識不足で何をやっているのか判別できない部分が・・。が、恥をしのんで某サイトの真似をして書き下してみます。正しい内容をご存知の方、ぜひご指摘ください・・。

でもこのステップ、なんとGOE+3のジャッジもいるんですよね。ステップのGOEの基準は下記のとおり。音楽にもよく合っていてテンポもいいし、確かに5〜6個満たしているとされてもおかしくないかも!

(1)     [正確さの評価] 全身をよくコントロールして正確なステップを踏んでいる
(2)     [タイミングの評価] 音楽のテンポとよく合っている
(3)     [速度の評価] スピードがある、またはシークエンスの最中に加速している
(4)     [技術表現両面] エネルギーが感じられ、表現の焦点が定まっている
(5)     [表現面の評価] プログラムの特徴を際立たせている
(6)     [表現面の評価] 独創的で表現力がある
フィギュアスケート資料室さんより抜粋)

※「Woo!」とやったあたりから始めてます。

左足右足
FO


FI
FO


FOhop,右回りに方向転換

BO
BI

BIFI
BO


BI
FO
左回り,ループ
FO
左回り,ツイズル2回転
BIFI
BIBO
BOBO

BI
BOBI右回りに方向転換

FO右回り,ツイズル1回転

toe右回りに方向転換
FIBI
BOBI
BOBO
BI

BIBO
BOBO
BI
右回り,カウンター
FI


FO左回り,ロッカー

BO左回り,モホーク?
FO
左回り,ループ
BO


BI左回り,チョクトー?
FO

BOFI

BO左回り,ループ

BI
toe


toeここでhopしながら踊ります。素敵!
FIBI右回りに方向転換
BI


toe右回りに方向転換
BOBI

BI

BO
toeFO?右回りに方向転換

FO右回り,ループ

FO右回り,ツイズル1回転
toe
hop

toe
FO
左回り,ロッカー
BO


toe左回り,hop
toe


FI
FO


toehop
toe


FI

BO右回り,ブラケット

BI右回り,スリー?

FI右回り
BOBI

BI左回り,カウンター

FOhop
toe


FI
FO
左回り,ロッカー
BO


BO左回り,スリー

FI
BIFI

FO
BO


BI
BOBI右回りに方向転換
FIFO右回りに方向転換
BOBI



6 FSSp4(BV:3.00、GOE:0.00)
こちらも5つの要件を狙っているということでしょうか。次のスピンとの間に、「Woo!」と腕を振り下ろすところが好き。

♯バタフライ(フライングのバリエーション
♯ブロークンレッグスピン(シットスピンの難しいバリエーション
チェンジエッジ
♯シットスピン
♯チェンジエッジ
♯キャノンボールスピン(シットスピンの難しいバリエーション同じポジションで8回転


7 CSSp4(BV:3.00、GOE:0.00)
こちらも5つ?頑張りますね。

♯バックエントランス
♯ブロークンレッグスピン(シットスピンの難しいバリエーション
チェンジエッジ
♯シットスピン
♯足換え
♯キャノンボールスピン(シットスピンの難しいバリエーション同じポジションで8回転


8 SlSt3(BV:3.30、GOE:0.50)
やっとラストです。。こちらも間違い多数と思いますが、書くだけ書いてみます。
一番最後のツイズルはバランスを崩して左足のトゥをついてしまっていました。それでGOE-1のジャッジもいたのかな?
前半はドラム音のみなのですが、止まって踊りだすところから音楽が最高潮に盛り上がり、観客からも大歓声が上がります!勢いそのままに滑りきって最後のポーズを決めたところでスタンディングオベーション!!

左足左足ターン・ステップの種類など
BI 
BO  
 BI 
BOBI右回りに方向転換
 toe右回りに方向転換
BOBI 
 BI 
BOBI 
 BI 
BOBI 
FOFI左回りに方向転換
 FI左回り,ツイズル3回転半
 BO右回り,スリー?
 FI 
BOFI? 
BOFI右回りに方向転換
 FO右回り,ツイズル2回転半
 BI 
BOBI 
 BI左回り,ロッカー?
 FI(一瞬) 
FO  
 BI 
FO?  
 BI 
 BO 
BI  
BIFI 
BO  
 BO左回り,ループ
FI?  
 FO右回り,ループ
 toe右回り
 BO 
FI クロスシャッセ・・?
 FO 
 BO右回り,ロッカー
BI  
BIFI 
BItoe左回りひと回り
toeを使いながらダンス!!
 FI 
FO  
 FI右回り,ブラケット
 BO 
toetoehop,右回りに方向転換
FItoe 
 FO 
FI 左回り,ブラケット
BO 
 toehop,右回りに方向転換
toe  
 FI左回り,ツイズル3回転 
FOFI左回りに方向転換
BOBI 
BO  
 BI 
FI 右回り,ロッカー?
BI  
BIFI左回り,スリー
 BO左回り,ループ(ウィンドミル)
FO?(一瞬)  
BI  
FOFI 
かかとを立ててBI 
posted by: さきんこ | - | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
新たな気持で。
殆ど更新しない期間がありながらも5年近く続いてきたこのブログ。いきなりですがお詫びをさせていただきます。

私、ジャンプの種類は見分けていますが、その他の技術についてはなんとなーくしかわかっておりませんでした。ターンやステップの種類は名前はわかっていても見てわかってるのはツイズルぐらい。スピンの基本姿勢は知ってるけど、難しいバリエーションの名前は曖昧。ザヤックルールはわかってるけど、その他の要素の数等についての規定もうろ覚え。

試合は割りと見ている方(でもTVで放送される試合だけ・・・GPシリーズ、全日本選手権、全米選手権、欧州選手権、世界選手権、世界ジュニアぐらい)で、いわゆる有名選手じゃなくても演技は観ているので、その選手が大体どういう構成で来る選手か、どのくらいの位置づけの選手かは知っている方だと思っていましたが、でもそのぐらいです。アイスダンス・ペアをちゃんと見始めたのも1〜2年前から。

そんな程度の知識で、採点がおかしいとか点数出すぎとか、とても言えた立場ではありませんでした。「点数出すぎ」という感覚は、そもそも以前プロによってなされた採点を基準に、「なんであの頃はこのぐらいだったのに、急にこんなに上がるの?」と言ったようなもの。そもそも点数を判断する力なんて私にはありませんでした。

それなのにフィギュアスケートへの愛情(もはや歪んだ愛情だったと言えるかも・・・)で、『観客あってのスポーツだから、観客の感想と乖離しすぎた採点はおかしい』という考えをよりどころに、頭では半分、すべきでないと思いながらも特定の選手の点数を批判するようなことを書いてしまっていました。

選手ががんばって獲得した高い点数を、批判する権利は私にはありません。こんな当たり前のことを、どうしても認めることができずにいました。

私はもともとキム・ヨナ選手への高い評価に批判的だったつもりはないのです。ロスでの世界選手権の採点を見たときは、「こんな試合もあるだろう」ぐらいの考えでした。キム・ヨナ選手とプルシェンコ選手の点数を比べる書き込みを観たときは、「どうしてそんな発想になるの??」と本気でびっくりしました。これまでにも他の試合と比べて点数が高めに出る大会は何度も見てきて、「今回はこの人に勝たせたい」みたいな空気があることもわかっていましたし、そんな空気を自分で何とかして作ることが、この競技で勝つために必要なことだと思ったこともありました(それがお金の力で行われたらいけませんが、そのようなことが本当に起きているのか私には確かめようもない・・・)。

だから、GPシリーズでジャッジに他の上位選手に比べても格段に高い評価を受けながら、毎年世界選手権だけ、いい演技が出来ずにタイトルを獲れなかったキム・ヨナ選手に、惜しみない点数を出す気持ちもよくわかりました。今回はこうなるんだろうなと、シーズン始まる前からうっすら思ってもいました。

ただ、今年はいよいよ五輪シーズン。一体どんなことが起きてしまうのだろうと、まるで関係もない人間なのに始まる前からすごく緊張していて、「ああなったらどうしよう」「こんなことが起きたらどうしよう」と、勝手に暗くなったり落ち込んだりする日々でした。そしてシーズン初めのあのTEBで、1回だけかと思っていた超高得点がキム・ヨナ選手に出たことで動揺してしまい、完全に考え方がおかしくなっていました。「どの選手に、どういう順位を獲ってほしい(そんな気持ち持ってはいけないとわかりつつも)」と勝手な欲望が暴走して、思い通りにならないからと言って採点を批判する・・。同じ意見を持っている人を探して安心し、違う意見の人を発見してどうにか否定しようとする日々。内心、間違っているとは思っていたのに、必死で自分の間違った気持ちを肯定しようとしていました。

でも、そんな私を驚くほど変えてくれた出来事が2つ。

1つは、ブログでも書いたとおりGPファイナルを現地で観戦したこと(毎年、現地観戦はしてましたが、最前列は始めてでした)。キム・ヨナ選手の公式練習を間近で見て、公式練習なのに一瞬で心を奪われてしまったこと。TVで観るのと現地で観るのが全然違うことはわかっていましたが、にも関わらず衝撃的でした。私が否定できるような選手じゃない−心からそう思いました。ごめんなさい、キム・ヨナ選手。

2つは、結果的に今まで見ていなかった色んな方のブログを見せていただいたこと。そして、全体的な印象として、ペアやアイスダンスにも詳しい方で、技術的にも熟知しているように見える方は、キム・ヨナ選手を批判していないな・・と感じたこと。何より、批判や愚痴が並んでいる私みたいな記事よりも、冷静に「キム・ヨナ選手のここがすごい」と認めている記事のほうが、冷静だし説得力もあるし、何よりその内容を否定する論拠は私にはありませんでした。

セカンド3回転の回転やフリップのエッジ、シットスピンのポジションなど「キム選手にだけ判定が甘い」とされる点について、私もずっと同じ気持ちでした。でも、私は他の全ての選手と比べてそのような判断をした訳ではありませんでした。数人の選手だけの映像を見てそうではないかなと思い、ネットに同じ意見が出ていて確信する。もっと厳密に定量的に調べてらっしゃる方もいらっしゃいますが、私ぐらいの情報量で決め付けるのは危険だったなと今はぞっとしています。そして、「皆が言っていることだ。もとは決定的な根拠があったに違いない」というぐらいの裏づけでどんどんそのような論調を信じてきたように思います。冷静で確実な判断をするためには、他人の意見や、特定の選手だけを比較した映像などに頼ってはいけないなと今は思うようになりました。

そして、百歩譲ってそれらの判定が甘いにしても、その判定が違っていたら彼女は負けていた、という試合は果たしていくつあったのか。SPで1位に立ってしまうぐらいはあったかもしれないけど、総合順位として不当な試合があったとは、私は記憶していません。計算したことがありませんので断言は出来ませんが、そのような計算をしている記事も見たことはありません(探せばあるかもしれませんが)。結局は順位、点数に振り回されるのは愚かと去年までは思っていたのに、今年はそんな気持ちもどこかに追いやっていました。

甘く判定してもらえると思っているからプレッシャーがかからない、だからミスしないんだと思ったことはあります。でも彼女はたぶん、他の国以上に重い重い自国の期待をたった一人で背負っています。そしてどの試合も「1位」「世界最高得点」を期待される立場。各選手はみな各々に違ったプレッシャーを背負っていますし、それを比べてどちらが重いかなんて、私に決め付けることなどできるはずもありません。

自分の期待した結果にならないからと言って、素人目に見てわかる粗を探し、他の人の意見で裏づけをとっていた・・・それが私のやっていたことでした。ジャンプが見分けられるからって、ジャッジスコアが読み取れるからって、フィギュアが分かったような気になっていた。数年前の点数が印象に残っていて、それに比べて点数が出なかったり、ずっと高い点数が出てしまって違和感を感じてしまっていた。

他の人がどうかはわかりません。技術もルールも熟知した上で、この採点がおかしいとおっしゃっている方もいるのかもしれません。でも少なくとも私はそうではありませんでした。

称賛は、もちろん知識がなくてもしていいこと。でも批判は、知識もないのに人の意見をよりどころにしてはいけなかった。自分の至らなかったところを、今は認められます。今まで私の記事を見て不快に思われた方、もうこの記事は読んでないかと思いますが、申し訳ございませんでした。

キム・ヨナ選手のステップがスカスカだと思うなら、ステップとターンを勉強して、何がどれくらい入っているか、他の選手と比べて濃いか薄いか、検証してみよう。表現力の点数が出過ぎだと思うなら、表情やポージングの他に足で何もしていないのか、エッジは他の選手と比べてどのくらいの深さか、端から端まで滑るときのスピードが何秒ぐらいか・・・できる限り見てみよう。「詳しい人がこういってた」をよりどころにするのではなく、自分で確かめよう。

採点に疑問を呈するなら、最低限そのくらいしないといけないですよね。

何よりいけなかったと思う点は、自身の好きな選手のライバル選手の演技や点数を批判すると、好きな選手に対する評価の信頼性が薄れてしまうのに、そこ気づかないふりをしていたところ。いくら批判的な意見は客観的観点から書いていますと言ったところで、説得力に欠けますものね。むしろその選手のファンでない人が「この演技はよかった」と評価したほうが格段に説得力はあります。少なくとも好きな選手以外の選手の特点をおかしいと記述している記事があるブログよりも、それが全くないブログの方が説得力はあるんじゃないかと思いました。書けば書くほど当たり前で恥ずかしいですが。

ライバル選手への判定を批判することは、「結局あの選手のファンっていうのはその選手さえよければよくて、他の選手が評価されると批判する」というイメージを植え付け、せっかく「この選手のここがいい」と根拠のしっかりした意見を言っても信頼性を欠いてしまうのではないかと思います。私は、自身の好きな選手がそんな風に思われないよう、心を改めたいと思います。

私は長らく、自身の好きな選手が、コアなフィギュアファンと思しき方にあまり高い評価を得ていないように見えることがひっかかっていました。フィギュアに関する報道は間違いだらけで基本どうしようもないなと思ってますが、私もその情報に扇動されて、その選手がすごいと思い込んでいる一人なのかなと・・。「私はその選手が好きなだけではなくて、フィギュアそのものが好きだと思っていたのだけど、違ったのかな」と悩んだりもしました。そしてフィギュアスケートの技術的なことに詳しい人がその選手を褒めている記事を一生懸命探しましたが、中々思うようなものを獲得できませんでした。

なので、がんばって自身がルールにも技術にも選手にもコーチにも音楽にも詳しくなることで、その人が真に素晴らしい選手であることを証明できるようになりたい。そう思うようになりました。「贔屓の引き倒し」とは言われたくない。

これからはフィギュアスケートを知ることに情熱を注ぎ、本当の意味でフィギュアスケートを愛していきたいなと思っています。

そう思ったら、フィギュアスケートを観るのがすごく楽に、楽しくなりました。五輪前は一体どんな気持ちになってしまうのだろうと何年も前から心配していましたが、今はすごく穏やかな気持ちです。全ての選手が全員ノーミスで滑れたらいいな。そしたら別に誰が1番になってもいいな。心からそう思っています。

ということで、フィギュアを勉強し、知ったことを記録しようと始めた「ことはじめ」の原点に立ち返り、お気に入りのプログラムから徐々に勉強していきたいと思います。

このような自己完結の独り言を最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 22:32 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
欧州選手権 男子
プルシェンコ、ランビエール、ジュベールと、世界選手権優勝経験者(しかもプルシェンコとランビエールは連覇経験者)が揃ったこの大会。やっぱりLIVEで観たい・・と思い、朝早めに起きて最終グループだけリアルタイムで観戦しました。

やっぱり段違いに面白かったー。文句なしに世界トップクラスの選手たちが、ともに4回転で争うこの緊張感と高揚感。

そして最終グループのポンセロ、ブレジナもそうだけど、最終グループに残れなかったベルネル、ベルントン、プレオベール、コンテスティ、そして帰ってきたリンデマン!結局終わったあとにビデオで最終グループの前のグループまで観ました。皆、素敵な演技をありがとう!

・エフゲニー・プルシェンコ選手
本当に「強い」ですね。。3Lzにはひきつづき少々難があるようですが、フリーでは今回のように2回転になっても大した問題にならなそう^^; 不動の4T+3Tに、2回の3A。大技を終えてこちらがほっとしていると、こっちの心の準備もできないうちに3Lo。軸が斜めになっても、途中でいがんで開きそうになっても着氷までに修正してしまう技術とパワー。3Fが入ってませんが、全く気にならないですね。。1つ1つの音にポージングがぴたっと合っていて素晴らしい〜。やっぱりプルシェンコがいると大会の雰囲気が全く違います。文句無しの優勝。表彰式ではちょっと目が潤んでいるようにも見えました。やっぱりヨーロッパ選手権というのは欧州の選手にとって大事な大会なのですね。

・ブライアン・ジュベール選手
SPのPCS、プルシェンコに勝ってますね・・!すごい。。「Rise」は本当にジュベールの良さが最大限に活きるプログラム。なんど見ても本当に心を揺さぶられます。フリーは納得のいかない出来でしたでしょうが、SPで4T+3Tが4T+2Tになったにも関わらず、プルシェンコと3Tと2Tの基礎点の差しかつかなかったことは素晴らしいと思うし、自信になるといいな。表彰台では悔しさを隠さず、ほとんどニコリともしなかったジュベールですが、復帰したばかりなので、そこまで自分に厳しくならなくても・・と言ってあげたい。でもプルシェンコもランビエールもいるこの大会、相当燃えていたでしょうし、このどこまでも負けず嫌いなところが彼のいいところでもあり・・・。あとはただ、2年前のユーロのときのように何か顔色がよくなさそうというか、体の線が細く見えるのが若干心配。。でも復帰したばかりですし、ここからですね。がんばって!!!

・ステファン・ランビエール選手
3AはSPもフリーも回避。4回転人より多く飛ぶから許して、という構成。はさておき、特にフリーは素晴らしい演技でした。「音楽に合わせる」のではなく、「音楽を表現するってこういうことだよ」と見せてくれているかのよう。ワルツのところで大きなカーブを描こうとして転倒しましたが、音楽が変わる見せ場でもあり、完成形を観るのが楽しみでなりません。PCSでプルシェンコを突き放したのにはびっくりしたけどそれも納得。SPは4回転で失敗しコンビネーションが入らず、3Aも入らなかったのですが「素晴らしい演技でした!」と言ってしまった実況の藤吉アナ(話それますがこの人、何年たっても超基礎的なルール全然覚えてないような・・・)でも私もジャンプの失敗のことが完全に頭から抜けていて、「確かに」と一瞬納得してしまいました。


他の人が何年かに1回成功できたら万々歳な難易度のプログラムを、抜群の安定感をもって見せつけ他を圧倒するプルシェンコ。フィギュアスケートは技術一辺倒ではないと、音楽を表現すること、芸術性を高めることをどこまでも追及するランビエール。誰よりも「勝利」を渇望し、この4年間、競技へのモチベーションも4回転へのこだわりも全く揺らぐことなく戦い続けてきたジュベール。各々が違う魅力を持ち、個性的で、でもお互いを意識して競い合う。フィギュアスケートを見ていて、胸のうちから何かが湧き上がってくるような、心から楽しいと思える瞬間でした。
posted by: さきんこ | - | 08:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
優勝した!
ユウコ・カワグチ&アレクサンドル・スミルノフ選手が欧州選手権ペアで優勝!すごいすごいすごい・・・!

SPでサフチェンコ&ソルコヴィーと比べても遜色のないPCSをだし、僅差の2位につけたことも驚きでしたが、まさか優勝できるとは・・!!

まだ演技を観ていないので何とも言えませんが、プロトコルを見る限り、サフチェンコ&ソルコヴィーもぼろぼろだったというわけではなさそうです。3T+3Tのシーケンスは加点2.20がついてますし、ラストのスロー3Sも成功。スロー3FのGOEマイナスと、、サイドバイサイドの3Sが2Sになっていますが(これが痛かったですね。。)

でもGPシリーズでの評価をみる限り、このぐらいの内容なら勝ってしまうこともありえたような・・。カワグチ選手たちが不調だったというのもありますが(サフチェンコ達も苦しんでましたけど)

なによりすごいのが、フリーのPCSで2組にほとんど差がないこと。去年までの差を考えると、今年のGPでカワグチ選手たちが評価を上げてきたとは言い難いですし、ここでいきなり同格の評価というのは・・・いったいどんな演技だったのか、楽しみでなりません。

カワグチ選手は欧州選手権の金メダリストまでのぼりつめました。本当に立派だし尊敬します、おめでとう!


posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 08:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
全米選手権男子 フリー
全米選手権、とりいそぎ最終グループだけ演技を観ました。
なんていうか・・・こういう全員がこの試合に一点集中して、
力の限り全力を尽くす試合は、言葉にならないほど感動してしまいます。まだ6人しか見てませんが、どの選手も気持ちが伝わってくる素晴らしい演技でした。

・ライアン・ブラッドリー選手
SP「黒い瞳」は大人の男性の色っぽさが何とも言えず、大好きなプログラム。4T+3Tがあまりにも美しく決まっただけに、3Aが2Aに、そしてなにより3Lzが2Lzになってしまったのが本当に残念でした。

ファイナルにも昨年の世界選手権にも出ていない彼は、この全米で上位3位を押しのけることが最低限かつ絶対条件だっただけに、どんなに落ち込んだことか分かりません。

でもフリーはどうしたことでしょう。「アマデウス」の世界観に合わせて、演技が始まる前から終わった後まで、かわいらしい笑顔と仕草で魅せてくれました。意地の4T2発を決め、3Aは2Aになったものの、他のジャンプも破綻なく滑りきりました。これがどんなに大変なことだったか想像もつきません。最終グループの最初の演技から号泣してしまいました。26歳の彼が、どれだけ今年に、この全米選手権に懸けていたことか。フリーで2位となる素晴らしい演技。本当にありがとう。


・アダム・リッポン選手
こちらもSPでは残念な演技だったリッポン君。両手を上げての3Lzは、余程の自信があってのことでしょうし、同じく上位3人の壁を一発勝負で打破しなければならない状況上、普通に跳ぶことは考えもしなかったでしょう。演技後の落ち込んだ顔を見てこっちまで泣いてしまいました。

解説の田村さんが「あきらめたらここで完全に終わるが、諦めないことでまだ可能性は残る」と言っていましたが、それが聞こえたかのように、フリーは力のこもった演技でした。3Aはどちらも着氷が乱れたものの、他のジャンプはしっかりと決め、3Lzは2連続で片手、3連続で両手を上げて、信じられないほど美しくランディング。3連続はまたしてもフェンスに当たりそうになってちょっと着氷の後の流れがなくなっていましたが、やっぱりリンクが狭いのですかね。でも+3をつけているジャッジもいました。

世界ジュニア2連覇ながら、シニアはまだ2年目の彼。トリノ五輪に出たときジョニーが21歳、ライサチェクが20歳だったことを考えると、20歳の彼が五輪を経験できないのは、将来のアメリカ男子にとって勿体ない感じもしますが、上位3人はばりばりのメダル候補ですし、仕方ないですね。まだまだこれからの選手。間違いなく、将来トップを争う選手。この苦い経験を経て、ますます強くなった姿を見せてもらう日を楽しみしておきます。


・エヴァン・ライサチェク選手
4T挑戦!に合わせてジャンプ構成も結構変えてきました。それだけでも結構大変だったかもですね。ステップは音楽の疾走感と、機敏かつダイナミックな動きが合っていて素晴らしい。衣装も変わりました。しかし、3Fにまったく「!」がつきませんでしたね。喜んでいいのかな?あとでスローで確認してみよう。


・ジョニー・ウィアー選手
ジョニー・・。ああ、ジョニー・・・。SPは本当に素晴らしい演技でした。ジャンプの着氷を観る限りベストな状態ではなさそうだったし、やっぱり3Fには「!」がついていて、上位2人に比べると得点は押さえ気味でしたが、でも気持ちはしっかり伝わりました。田村さんも「いい意味で荒々しい。もっと好きになった」と褒めてましたね。やっぱり去年は相当くやしかったのでしょう。しっかりと3位にふみとどまってくれました。

フリーも個人的には心を打たれました。左肩に羽根をあしらったジョニーのイメージににぴったりの衣装。背中の模様も含め、まさに天使のよう。樋口さんが「止まってるところと両足で滑るところが多いかな」と言っていて、確かにそのあたりがPCS抑え気味な要因かなとも思います。が、これまで大事な試合では明らかに前半抑え気味で、後半まで体力持たせようとしてるのね・・・という演技をしてた彼が、最初から最後まで全力で、力のこもった演技をしていたことに感動しました。ジョニー、ひとまず、おつかれさま。


・ジェレミー・アボット選手
やった!!すごい!!!4T決まった!3A+3T決まった!2Lz+3T+2Lo決まった!なんと減点のついた要素が0。加点の合計、実に12.92点。PCS、トランジション除いて8点台後半。合計175.81!SPは全米選手権男子の最高得点だったと小林千鶴さんが言ってだけど、フリーはどうなの?!

こうして全てがクリーンに決まると、4回転をもっていて、6種類のトリプルを正確に飛び、スピンもステップも評価の高いアボットがいかに総合力のある選手かよくわかりますね。スピンのレベル取りこぼしがあるのでまだ伸びる余地が・・すごい、すごすぎる。ぶっちゃけ4T+3Aの構成は、3A+3Aとそこまで大きく基礎点が変わらない割にリスクが高く割に合わない印象もあるのですが、セカンドの3Tを2回入れることで着実に得点を稼ぐ。2Aはサーキュラーステップからただちに(まるでステップの一部のよう)飛び、大量の加点を得ています。そして最後までスピーディーに、力のこもったスケーティング。


4回転を回避して実績を積み重ねていくライバル達を目の当たりにしながら、NHK杯フリーでぼろぼろになっても、GPファイナルで表彰台に上がれなくてもこだわり続けた4回転。大事なのは五輪、そしてその出場が決まる全米選手権と、ずっとここでいい演技をするために努力してきたアボット。そんなアボットがこういう演技をしてくれると本当に嬉しい。ぜひ!これを次も!!がんばって!!
posted by: さきんこ | - | 22:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
全米選手権
ちょっとお休みをいただいてトルコへ旅行に行ってきました。
ロシアのアエロフロートで行ったのですが、機内誌にプルシェンコとドムニナ&シャバリンが載っていましたー。オリンピックの見どころ紹介の記事だったのでしょうけど、まぁ、ロシア語なので名前以外さっぱり読めません・・。

そちらはさておき、帰ってきたら全米選手権が始まっていました。男子シングルのSPが終了。ジェレミー・アボット選手が高得点で1位!

1      Jeremy Abbott      87.85 
2     Evan Lysacek     83.69    
3     Johnny Weir  83.51    
4     Adam Rippon   72.91    
5     Armin Mahbanoozadeh   72.56    
6     Ryan Bradley     70.63         
7     Richard Dornbush   65.79      
8     Grant Hochstein    65.55    
9     Jason Wong     64.56    
10     Brandon Mroz     64.45

ライサチェクが2位につけています。ジョニーが3位!去年の悔しさが無駄にならないよう、がんばってほしいです。
 
リッポン君がその次にくらついていますが、10点差はちょっと大きいでしょうか。ブラッドリーは6位。去年2位に入って世界選手権にも出場したブランドン・ムロズ選手は10位・・。特にブラッドリーの今年のプログラム(SPの黒い瞳、FPのモーツァルト)が大好きなので、頑張ってほしいのですが・・・。

アメリカ男子も3枠じゃ全然足りないですね、、誰が勝っても嬉しさ半分、悲しさ半分になりそうです。皆が最高の演技ができることを祈ってます。

  
posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |