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スペインのハビエル・フェルナンデス君に惚れました(エリック杯観戦)
エリック杯男子SP・FS(テレ朝チャンネルの録画)をみました。
急に時間ができたので、どっぷりテレビ観戦。楽しかったー。

今年のエリック杯は、特にフリーでは、完全にフェルナンデス君にやられてしまいました。今年の世界選手権、フリーの「マトリックス」を観て、こんな子がいるのかーとびっくりした彼でした。まだ18歳。そして何と、国籍はスペイン。スペイン?フィギュアスケート選手って誰がいたっけ・・。

その彼のフリーのプログラムがこちらです。なんていうか・・・すっっごく好きなんです、とにかく。

衣装を観ると一瞬にして曲がわかりますね。「パイレーツ オブ カリビアン」です。トリノ五輪では確かフリーで2人続けてこの曲を滑っていたような。荘厳で盛り上がるし、ストーリーもあるので振り付けもしやすい曲かもしれません。でも曲が素晴らしいので、滑る人が迫力を出さないと曲に負けてしまう感じもします。

でも、このフェルナンデス君。最初から最後まで、見事なジャック・スパロウ!曲にのまれることなく、力強い滑りでこの雄大な曲を果敢に表現しています。

特にサーキュラーステップでハートをわしづかみされてしまいました(たぶん佐野稔さんも)。正直、映画の内容がよくわからないのでしっかりと理解できてないとは思うのですが、お酒を飲んでふらついてみせながら、うまく相手の攻撃を交わす仕草とかなんでしょうか。綱(剣かな?)をたぐりよせる仕草もあった感じがする。これが見事に組み込まれていて、サーキュラーステップの動きが全部ジャック・スパロウに見える!すごい!!

ステップは上半身を動かすことがもとめられるので、皆いろいろ工夫をしていると思うのですが、こんな風にひとつひとつが演技になって意味のある動きに見えるって・・・素敵☆

ジャンプはどうにも決まりませんでしたが、一番曲が盛り上がるストレートラインステップでは、剣を何度も突き出して果敢に攻撃!最後はちょっと疲れてきて、「そんなふにゃっとしてたら当たらないよ!」って感じだったけど、そこはご愛嬌。のっけから興奮して、最後にはなぜか泣きそうになっていました。

コーチのモロゾフも、うっすら目に涙を浮かべていたようにすら見えました(気のせい?)。ジャンプは正直ぼろぼろで、とてもいい成績とは言いがたかったけど、モロゾフはすっごい喜んでました。私も「モロゾフ、こんな素敵なプログラムをありがとう。久々に感動したよ〜。やっぱりあなた、仮面の男を作った人だったんだね!」とか思ってうるうるしてました。フェルナンデス君はきっと、ニコライ・モロゾフの良さを誰より引き出せる選手なんですね。選手によって振り付け師が魅力を引き出されるという奇跡を、恥ずかしながら初めて観た感じがします。

ぶっちゃけこの手の振り付けに感動してしまうのは安易なのかなとも思ってしまうのですが、モロゾフの表情を見て、このプログラムに魂こめたんだなと思ったし(もちろん他の選手のプログラムも精一杯つくってるとは思いますが)、こうした演劇的なプロは年々減っている感じもするので、やっぱり稀有な存在だなぁと思うのです(その点については、サミュエル・コンテスティもすごく素敵)。

大ちゃんと袂を分かったモロゾフに、こんなミューズが現れました。まだ18歳。これからどんな素敵な選手になってくれるのでしょう。技術的に変な癖もなさそうだし、ジャンプの軸が一直線でほんとにキレイ。スピンもスケーティングも、力強いのに荒っぽくない。滑らかで重厚感もある。

やっぱりこういう人がいるからフィギュアスケートは面白い。
posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 00:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ロシア杯終了
ある程度予想はできた結果でしたが、予想した中でも一番過酷な結果になってしまいました。

正直な話、フィギュアではキム・ヨナ選手のように毎回同じように演技できる人はかなり少なく、このような試合がよくある人、っていうかこういう成績しか見たことないような選手もかなりいます。だから去年まで、表彰台に乗り続けてきたこと自体が本当にすごかった。昨シーズンからあれだけ安定している安藤選手でも今回が通算2勝目(去年2戦ともキム・ヨナと当たったせいもありますが)。グランプリファイナルでの優勝もありません。それに対して浅田選手はファイナル入れて7勝(確か)。どんなに過剰なプレッシャーをかけられようと、毎年ひどいルール改正に悩まされようと、この成績を残してきたことは本当にすごい。彼女のこれまでどんなに努力をしてきたか、火を見るより明らかです。それは、フィギュアファンみーーんなが知っているはず。どうか真央ちゃん、自分を責めないで・・・。

コーチやプログラムを変えたほうがいいとか、色んな声が聞こえてくると思いますが、どうか自分を信じて、自分のやりたいようにやってほしい。(お願いだから連盟は口を出さないで・・。)浅田選手がこれまで、どんな情況でも、自身の成長のために決して難易度を落とさなかったことを知っています。トリノの翌シーズンは、3アクセル無しでも勝てそうなほどアドバンテージがあったにも関わらず、ステップからの3アクセルに挑み続けました。その次の年は3アクセルに3回転−3回転を2度という超人的なプログラムでした(3回転−3回転と2回転半−3回転ではありません)。エッジの矯正のためルッツがフリーに入れられなくなると、今度は3アクセル2度に挑戦。しかも見事にやってのけた。

あんまり見事にやってのけたので、それがどれだけリスキーで綱渡りか、気づかないふりをしてしまいました。ごめんなさい。

でも個人的には、フリップとループとトゥループだけでも、表彰台に乗っておかしくない選手だと思う。ジャンプがほとんど決まらなくても、PCSですべて7点台をそろえてくれてるぐらいだから、彼女へのジャッジの評価はいまだにしっかりと高い。ジャンプが不調でも、浅田選手はこんなにすばらしい。そういうジャッジからのメッセージだと思ってほしい。今回も、ファイナルを確実にしようとするなら、3回転−3回転も3Aも全部抜いて、せめて3位までに入ればという演技をすればよかったはず。彼女がそれをしなかった理由はなんだろう?

やっぱりタラソワの指示なんだろうか。浅田選手が本当にそうしたいと思って従ったなら、これからもどうしても3Aを飛びたい、じゃなきゃ勝ってもうれしくないと心から思うなら、応援したいと思う。でももしも、「できないのに・・・」と思いながら、タラソワのためにしたがっているとしたら、勇気を持って難易度を下げることを決断してほしい。そうしたって、彼女がすばらしい選手なことはみんな知ってる。これまで挑戦し続けた努力と勇気も。だから誰も責めません。彼女がしたいようにすることを、誰もが願ってます。

ただ、そうはいってももう色んなところからいろいろ言われすぎて、どうしたいのかもよくわからなくなっているかもしれません。。そう思うといたたまれない気持ちです・・・。

マスコミとスケ連は、日本だけでなく世界に認められたこの才能を、大事な大事な年に(しかも4年前の反省を微塵も生かさずに)窮地に追いやったことを認めて、とにかくそっとしておいてほしい。

私を含めファンの期待もきっと彼女を追い詰めていたと思うと、やりきれない気持ちです。ほんとうにごめんなさい。どうしてあげたらいいのかわからないけど・・・個人的に思うのは、今こそ、ファンが浅田選手に勝利だけを望んでいるわけではないことを伝えてあげてはどうでしょう。キム・ヨナ選手に勝ってほしいとか、金メダルを獲ってほしいとか、そんなことは望んでいないということを。ただ純粋にそれを浅田選手が望んでいるなら応援するけど、もしも周りのためにそうしなきゃいけないと思っているなら、もうそんなことは忘れてほしいと。

ファンが見たいのは、ただバンクーバーで彼女が笑顔で滑る姿。終わったあと、ため息ではなく、笑顔で「楽しかったー」と言ってくれること。順位は何だってかまわないんです。これまで、たゆまない努力でずっと感動をもらってきました。成績が出ないとみんなが落ち込むのは、浅田選手が泣いていると思うからです。失望してるんじゃありません。どんな気持ちでいるのか、早く元気になってほしい、と心配しているだけです。

安藤選手が強くなったのは、ファンのおかげも大きいと思います。ファンの質が違うと言いたいのではなくて、トリノ後に「周りから人がいなくなった。でも励ましてくれる家族やファンの人がいた。大切なものは失っていないと気がついた。」という経験があったからではないでしょうか。

世界中のファンが、あなたの努力を知っています。成績は望んでない。いつだって応援しているから、決して一人じゃない。

それを伝えてあげることが、今ファンにできる唯一のことのように思います。

どなたかのブログでこんな記事を見つけました。
安藤、真央気遣う=ロシア杯フィギュア(時事通信)
涙が出ました・・・浅田選手の気持ちを誰より理解できるのは安藤選手ですよね。

浅田選手の悩みを聞いてあげられて、気遣ってくれる人が近くにいるといいのですが・・。全日本では笑顔が見られることを祈ってます。成績はいいから、ただそれだけを祈っています。


posted by: さきんこ | 浅田真央選手 | 10:51 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
やっぱり観てしまった・・・テレ朝の報道に絶句
見なけりゃいいのにと思っているのに、やっぱり今朝のテレ朝の番組を見てしまった。

案の定、浅田選手が2Aでお手つきした部分を再三流し、キムヨナ選手の3F抜けには一言もふれずほぼ完璧な演技とのたまい、やっぱりジャンプの失敗と表現力の差が原因と結論付け。

おまえら、試合見てないだろ・・・わからないなら適当な発言するな。。SPはともかく、フリーのジャンプの失敗は、大きなものはお互い1つずつあった。浅田選手は3Aの回転不足に2フットという中位のミスはあったけど、他はやっぱりミスとは思いがたい。3Loのダウングレード=2回転判定はやっぱり意味不明だし。3連続のループも回転不足取られまくって、今年から減点こそないものの加点はつかなかった。基礎点は(ループ2回転にされても)2.5点しか違わないのに、キムヨナ選手はGOEで13点近く加点がついて、浅田選手は3点もついてない。そんなに出来栄えに差があったか?は試合観た人ならわかるはず。まずここが何より問題でしょうが。

ミスの数としては大きく変わらないはずなのに、演技構成点で5点も差がついてる。全部8点台のPCSがつくのが普通はどんな演技か、観てる人ならわかるはず。次にここが問題でしょうが。

このことにはひっとことも触れず、曲がよくないだの、青嶋ひろの氏をひっぱり出して自分で自分にプレッシャーをかけてるだの・・・

声を大にしていいたい。プレッシャーをかけてるのは、ルールと連盟はじめ周りの理不尽な期待と、マスコミの皆さんです。まるで勝手にプレッシャーかけて勝手に負けてるみたいな言い方しないでください。

曲だって、観ている人ならわかるはず。すっごく素敵なプログラムですよ。あの曲をスケーティングと動きの美しさで表現しているのはほんとにすごい。曲の力は借りられないんだから。ただただ楽しそうにジャンプを跳んでた子が、ここまでできるようになったんですよ?

なのにいまだに「もっとかわいい曲でやってほしい」なんていう。かわいい曲でやってたのなんていつの話ですか。もうまったく似合わないですよ。毎年の成長を観てきた人ならわかります。あんたらまだシニアデビューのときの映像と混同してるだろ。なのに・・・開いた口がふさがりません。

やっぱり観ちゃだめですね。あー、もう、ほんとにいや・・。

posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 08:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
しつこいけど
 すごく同意してしまったので、リンクさせていただきます。
http://toramomo.exblog.jp/12153690
posted by: さきんこ | - | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
フランス杯 追記
 youtubeで、ペアとアイスダンスの優勝者の演技だけ観てみました。

いやー、いいじゃないですかー。ムホルトワ&トランコフ。やっぱり実力あったんですねー。ここまでできる人達だったんですねー。全てのエレメンツが正確で、スロージャンプの着氷も鮮やかで、すごく雰囲気もあって・・。リフトのポジションも独創性があったり、見ごたえありました。最後2人がハイタッチしてる姿を見て泣きそうになりました。

テッサ&ヴァーチューのゴールデンワルツも雰囲気ありました。スケーティングは・・・正直他の連続で見て比べないとよくわかりません。いつもどおりスピード感ある感じでしたが。

ODはもうかっこよすぎ。例によってリフトの入り方に衝撃あり。審判&ファンに激受けすること間違い無し・・・私も完全にやられました。

フリーは、去年のピンクフロイドが好きなせいか、若干オーソドックスすぎるようにも感じました。毎回変えろというわけでもないけど、片足で立つリフトはやっぱり去年のが衝撃的すぎて、あ、これは継続なんだ?とおもっちゃった。しかもピンクフロイドの衣装のほうがこのリフトには合う感じもする。でも最後のスピンはすっごく独創的でやっぱり2人にしか出来ない感じだったし、全体的な雰囲気もすごく素敵だったー。

でもやっぱりフィギュアは相対評価なところもあるし、順番に続けて見ないと、観客の人が感じたのとはまるで違う感想になってしまいますね。前の人がイマイチな出来だったら、次の人がうまくいったときにボルテージ上がるのは当然ですし。

だからキムヨナ選手の演技もそれだけ観てぎゃーぎゃー言うのはよくなかった。反省。確かに会場で見てるときは、ノーミスの選手ってすごく少なくて・・・。前半は観るのもつらい演技が続くこともあって。だからこそ最終グループでノーミスの演技観るとすごく感動するもんな。それがどれだけ難しいことか目の当たりにするから。まぁ今回の試合、いくらどのジャンプも回転不足気味だったとはいえ、中野選手の演技もよかったと思うから、前がだめだったから盛り上がったとは思わないけど(ってまた皮肉・・)

でもペアとアイスダンスは観てて楽しい。あ、でも、織田選手のチャップリンよかった。モロゾフの織田君への愛が伝わったよー。めっちゃ合うプログラムじゃん。ひさびさにモロゾフの振付の良さを思い出した。SPに比べてぐっと評価が上がったのもきっと振付のせいもあるんじゃないかな。

元弟子のリッポン君もよかったですねー。片手挙げながらルッツ飛ぶのにはびびった。ジャンプのためがちょっと長いのが気になるけど。でも笑顔が素敵。
posted by: さきんこ | - | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
フランス杯終了
偶然3時ぐらいに目が覚めて、すかさずオンラインリザルトをチェック。ちょうどキムヨナ選手の演技をしている頃だったようで、2位以下の結果に一安心。

でも、その後更新された1位の点数に唖然。twitterを見たらフリップすっぽ抜けというつぶやきを発見してさらに唖然。しかも超気になるプロトコルを見ようとしたら、PDFを表示しようとしても女子フリーだけなぜか何も見えない。そして一度閉じて再度アクセスしようとしたら、ISUのHPに入れない。アクセス集中??

数十分ねばったところでようやくプロトコルをチェック。いやー、予想してた結果とはいえ、またしてもびっくり・・。スピンのキックアウトがない分、ロスのときより点を上げましたという感じでしょうか?3Fがジャンプにならず0点、スピン全てレベル3で133.95点!安藤選手の07世界選手権のときのPBが127.11点ですから、3S(4.5点)→4S(10.33)になっても勝てないですね。そして3Lz+3Loの認定も必須。ともに今のルールで認定されることはほぼありえないでしょうし、ロシェットも安藤選手ほどの大技はないですから、どう逆立ちしても誰も勝てないですね。

でも一体どうしてここまで独走状態になってしまったのでしょう・・。2年前のロシア杯で、確か珍しくループを決めてパーフェクトな演技をしたときに133点ぐらいをたたき出して、これはすごいと思った記憶があるけど、ループ無し、フリップなしでその得点を超えるとは・・・。。

確かに彼女はすごい選手です。尋常でないプレッシャーがかかっていることも、去年のGPFを見れば明らか。決してプレッシャーに強いタイプではないことも、その試合やロスより前の世界選手権を見ていれば多少感じ取れます(コンディションの問題もありましたが)

その中であの安定感はすごい。3回転+3回転を試合中に2度、あの確率で決められる選手は他にいません。(いなくなった、やめさせられたというべきですが)表現力や演技力もピカ一だとは思います。いつも表情の作り方は言うまでもなく、音のとり方もそれなりに上手だし、何より手の先からつま先まで神経を抜いていない。スピードもあって力強い曲を見事に表現しています。今回のフリーも拝見しましたが、流れのあるスケーティングですごく美しかったし、手の動きもより柔らかになって、本当に素晴らしいと思いました。133点という点数さえ知らなければ、ただただ感動できたのに・・涙

他の選手と、仕上がり加減が違う、今回の試合結果について格が違うという意味で、より高い点をあげたくなる気持ちはわからないでもない。でもあの点数じゃ・・・他の選手がかわいそうです。。今までキム・ヨナ選手の試合じゃなく)圧勝だからといって、あんな点差がついたでしょうか。。

負けは負けだったと思います。負け犬の遠吠えと思われるでしょうが、そのとおりです。

でもキム・ヨナ選手があんな風に自信に満ちて、のびのびとスケートが出来るようになったのはルールや採点の影響が大きいと思う。だってフリップ途中で飛ぶのやめてもあの点数だもの。3回ぐらい転んだって平気と思っていたらそりゃぁのびのび滑れるでしょう(SPのスタートダッシュのせもありますが)

日本のエースが毎年自信喪失に陥っている原因は、単に性格の問題だけではないはずです。実際、ここまでの点差がつく素地はすでに2年前のGPからできていました。PCSの全8点台こそなかったかもしれませんが、加点のつき方は異常で、コンボ失敗しても65点ぐらいもらってましたから。

それなのに2年間、それなりに戦ってきたのです。相手が万全のコンディションでなかったとはいえ、2回も勝ちました。メンタルが弱すぎるといわれていますが、確かに昔からそう言われていましたが、何より試合において不安要素が多すぎるんです。3A、3Loにおそいかかる回転不足判定にLzのエッジ違反。それまで試合では3Sは入れていなかったし、3Tもコンボの2個目だけで、それ以外のジャンプを武器にしていたのに3LoもLzも奪われ、3Aに掛けるしかなくなってしまった。

それがどんなに厳しい状況か。そりゃプレッシャーもかかりますよ。しかも着氷しても回転不足判定なら2Aです。いくらキレイに着氷すればGOEでプラスをもらうこともできるルールになったとはいえ、相手は2点近く加点もらってます。これじゃ勝負になりません。

2点の加点。これがどれだけ大きいかというと、サーシャ・コーエンのスパイラルにトリノでついた加点が2でした。ぼろぼろだったフリーのプロトコルの中で、スパイラルの+2が燦然と輝いていた。

これが大技の3Lz+3Tにつくだけならまだしも、イナバウアーから飛んでるからって2点も加点。誰か同じことやってみてくれないかなぁ。2A得意で多少からだのやわらかい人。一体何点つくんでしょうか?

+2は、そのぐらい大事ではないかと思うんです。その人の最大の武器に対して、賞賛の意をこめてつけるもの。(まぁ他の選手も随所で+2はもらってると思いますが)

とにかく、何が辛いって、これだけ不利な状況に立たされながらまだ彼女が打倒キム・ヨナの矢面に立たされていること。現状のルールとジャッジの評価ではもはやライバルとはいえないと思います。不利すぎる。

なのに、去年GPFで奇跡の逆転優勝をしてしまいました。去年キム・ヨナに勝ったことがあるのは彼女だけですね。だからといって、まだキム・ヨナ選手と勝負になるみたいなことを言う。どう考えても無理でしょ。なんで勝てなかったの?じゃありません。勝てたら奇跡なんです。

それは彼女の実力のせいではありません。評価の方法を変えたら、いくらだって勝てる力は持ってると思う。それは安藤選手もそう。個性が違うんです。ただその中で今は「3回転+3Tを回りきれる選手がいい。Lzのエッジが正確な選手がいい。ついでに演技力(表現力ではなく)もあるといい」とルールで定義しているだけ。どう考えたって、回りきってるセカンドの3Tと、ちょっとだけ回りきれてない3Loに、ここまでの点差があるのは異常です。だってセカンドの3Loは着氷したその足で片足で踏み切るんですよ。常人のなせる業じゃありません。

Lzのエッジだって、たいていの選手はLzとFどちらかが得意で、どちらかが苦手です。男子のトップ選手でもどちらかが不正確な人はいる。っていうかその前の年までエッジエラーのLzをがんがん加点してたのに・・。つまり別にルールによってはエッジがエラーでも、きれいに飛べてればそれでいいと思える。そんな細かい技術なんですよね?そこを重箱つつくように減点・・。確かに「ルッツを正確に飛ぶのは当たり前のこと」。でも去年までエラーでも加点してたじゃん・・・という思いは拭い去れません。。

これだけルールによって評価ががらりと変わってしまうのに、放置してきた日本スケ連にはほんとに腹がたちます。何のためにいるんだろう?そしてこれだけ評価の基準が変わったのに、いつも勝たないとだめだ的な報道をするマスコミは一体なんなんだろう?2位だってすごいことでしょ。なんで中野選手や安藤選手だと3位に入ったって前向きに表現するのに、浅田選手だと2位でも惨敗扱いなの?

確かにこのルールがなくても、2種類のセカンド3Tと女性らしい演技力で、現時点のNo1はキム・ヨナ選手だったと思います。浅田選手はまだ曲を表現する余裕が無いと言われればそのとおりかもしれません、若干男らしい(失礼でごめんなさい)表現力の安藤選手より、2A+3Tをよりどころに上の点数をつけたくなるかもしれません。私がキム選手を応援していて日本人選手に肩入れがなかったら、彼女を誇らしく思うと思う。

でも、ここまで圧倒的に評価の差を見せ付けられると・・。差があることは認めますが、どうしてもここまでとは思えない。そして、他の選手が戦意喪失してしまわないか不安でならないです。

現に今回もコストナーは、キム・ヨナ選手の作った空気にのまれて崩れてしまいました。もともと安定感のある選手とは言いがたかったけど・・。でもこれは完全に色眼鏡ですが、キム・ヨナ選手に対する歓声(ロスではなく今回)は、なんか去年のGPFをほうふつとさせて、ヤグディンやプルシェンコのような選手に向けられた歓声のように、素晴らしい選手をただ称えるという歓声に聞こえないんですが・・。なんか「キム・ヨナ最高!もう誰もかなわない!あなたさえいればいいわ!」っていう歓声に聞こえる。だってプレッシャーのかかる状況で大技を決めたときや、ノーミスが見えてきて徐々にボルテージが上がってくる中であの歓声ならまだわかるけど、2Aでもあの歓声(というか奇声?)・・。ただただキム・ヨナ万歳!にしか聞こえないんですが・・・

タラソワを変えたほうがいいとか、選曲や衣装がおかしいという報道やコメントも目にしたけど、私はそうは思わないです。衣装は確かに今回のフリーのはびっ くりしたけど・・。でもタラソワは、もう体調的に海外への移動なども厳しいということで、だいぶコーチ業から手を引いていたところを、彼女のために再び 戻ってきてくれた人です。誰よりも彼女のことを考えている。あのヤグディンを金メダルに導いてくれた人がこれだけ彼女に打ち込んでいる。それだけで、ほん とうにほこらしいことだと思います。

曲は、もっとこういう曲をという思いは誰にでもあると思うけど、タラソワの考え合ってのことです。彼女の成長を考えて、「もうふわふわ楽しいだけの少女 じゃない。暗い面も表現できる女性になりなさい」というメッセージだと思うことにしてます。そして個人的にはあのプログラム、すごく素敵だと思う。

タラソワのもとで、ショパンのような華やかな曲にとどまらず、どんどん表現の幅を広げている最中だと思うんです。曲に入り込んで表現するという力は安藤選手に及ばないと思うけど・・。

でもキム・ヨナ選手もそれは同じだと思う。。単に今は、バレエ的な美しさよりも表情も含めた演技力が評価されているだけだと思う。。

タラソワのもとで、彼女のスケートは格段に密度の濃いものになった。美しさもトリノの年とは比べ物になりません。初めてタラソワの作った「バイオリンと管 弦楽のためのファンタジア」を見たとき、コンボの2個目が完全に抜けた演技でしたが、別人のような身のこなしに衝撃を受けました。

モロゾフは勝たせる能力には長けてるけど、基本的には欠点をいかにうまく隠すかという方法であって、選手の新しい魅力を引き出すという方法じゃないように 思う。ただ高橋選手と安藤選手があそこまでジャンプを安定さすことが出来るようになったあの自信のつけ方はすごいけど。ってかどうかそこだけでも、みんな に教えてあげて(涙)

でもタラソワはそうではなくて・・・なんというか、小手先ではなくて、根本的にフィギュアというものがうまくなる方法を、彼女に教え込んでるのではないかと思うんです。密度の濃いプログラム、全身で表現して魅せる身のこなしの美しさ。

五輪の年ぐらい何とか「勝ち」を至上命題にモロゾフ的指導をやってもらえないものかとも思ってしまいますが・・。キム・ヨナ選手があの方向性で天上人のような評価を受けている以上、同じことをやっても無意味ですしこの方向性しかないようにも思います。

はぁ。でもこの状況じゃ何を言っても負け犬の遠吠えですね。でもくしくも春の国別対抗戦で、浅田選手はプレッシャーがなければキム・ヨナにも迫る演技が出来て得点も出せることを証明してくれました。見る側はもう(ずっと前からですが)、キム・ヨナに勝ってなんて思ってはいけないですね。結果負けたっていい。それは彼女に対する評価が低いんじゃなくて、何を重く見るかという評価の基準が違うだけ。

ただただ、彼女がのびのびと演技が出来るよう祈るのみです。そのためにファンには何ができるんだろう・・。

浅田選手は今でも、「フィギュアが大好きだから、やっていて辛いことなんてひとつもない」と言ってくれるでしょうか?いつも楽しくはなくても、楽しいときがあるでしょうか?この五輪という素晴らしい経験ができるかもしれない年を、難しいとは思うけど楽しんでほしい・・・そう願ってやみません。

posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 15:13 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
フランス杯2日目(就寝前)
就寝前に男子・ペアの結果まで見ました。

織田君、緒戦優勝おめでとう〜!やっぱり安定感は抜群ですね。さすがミスター・パーフェクト。ベルネル君、2位おめでとう!緒戦からまずまずの状態が見られてほっとしました。リッポン君、表彰台おめでとう!世界ジュニア連覇で何かふっきれたでしょうか。去年がうそのよう。ジュベールはまたしても残念でした。でもこれだけの選手ですから、これからきっと挽回するよね。
ポンセロさんも5位おめでとう。フリーでは4回転決まったんですねー。

それにしても、やっぱり4回転を入れて他もまとめるのは本当に大変なんですね。06−07年に毎試合でそれをやってのけたジュベールにはほんと感服。そして大ちゃんもまじですごいですね。

ペアはびっくりでした。SPでは順当に?1位だったサフチェンコ&ソルコヴィーですがフリーで崩れて3位になっちゃいました。

ムホルトワ&トランコフはGP初優勝ですよね?しかもPBを10点ぐらい上回る完璧な出来!おめでとう!!いやー、いつもフリーで苦しんでただけによかった。今年の世界選手権のときはあまりのショックでなのか、キス&クライでムホルトワがトランコフの呼びかけ?にまったく反応していなかったので、ペア仲大丈夫なのか、解散とかしないよね?と勝手な心配をしてたのですが・・。

ヂュベ&デービソンも2位に入ったようでよかったよかった。いやー、特にファンの人がいないのもあるけど、ペアは落ち着いて見ていられるなぁ・・。

posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 10:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
キム・ヨナのボンドガール
フランス杯、キム・ヨナ選手のSPを動画でチェック。

うーん、確かにすごい。76点だという事実を頭から消し去ってみれば。。

シーズン初めで、しかもこのコンボの種類を変えてこれだけ仕上がってるのは確かにすごい。というかその点は毎年すごい。でもこれで76点・・?!

さすがにベストの状態よりはキレがないように見えるのですが。。ビールマンもなんかぎりぎりで・・。止まりそうだったし。

何より気になったのがステップ。何か密度が薄く浅く見えるしスピードも遅いような・・。おまけに随所でとまってポーズ決めてるし。完全に邪推ですが「あんたたちはコレがみたいんでしょ。ほーら、やってあげるわよ。2回も!」と言わんばかり。いやもちろん思ってないと思うけど。

私はステップやスピンの技術がほとんどわかってないので、こんなこと言う資格ないけど、現実問題どうなんでしょう??

この演技に76点は、ベストの状態でやったらもっとあげるよという意思表示にしか見えないんですが・・。

だって女子の76点って、プルシェンコの90点みたいなものでしょ。色んな試練を乗り越えて、大事な大事な舞台で、完璧な演技をした。そういう人に対するご褒美みたいな点数だと思ってました。だからロスでの76点は何とかまだ理解する余地があったけど。ご褒美なんかじゃなく、ただこれからも他の選手がどうにもできないような高得点を出すための既成事実になっちゃったのかな。。

こんな状況になったからだけど、旧採点なら、同じ結果でも決して絶望的な状況じゃなかったと思うと・・・なんだかなぁ。

これで一応ノーミスなら76点がベース、コンビネーションで今回12点得てるとして、たとえばコンボの2個目がすっぽぬけてルッツの6点−3点で3点になったとしても-9点、PCSが2点ぐらい下がったとして合計11点。65点出ますね。
ましてフリップでこけたぐらいだと、今回6.5点ぐらい得てるとして、−5点ぐらいでしょうか。同じくPCS2点下げても69点出ますね。ルールが違う頃とはいえ安藤選手が3ルッツ+3ループを飛んだPB(確か67点台)にも勝てますね。

事実、コンボに失敗した2年前のファイナルでも、他の選手も高かったとはいえ65点ぐらい出てましたね。そう思うと、いまさら驚くことでもないんだけど・・。

でもこれだけのお膳立てを得て、プレッシャーもかかるとは思うけど、でもやっぱり心理的に有利だとしか思えないよ・・・。コンボと単発両方抜けても60点出るかもしれないんだから・・。

せっかくピカイチの実力を持ちながら、世界選手権ではコンディションが合わずに苦労してたから、去年はわりと応援してたけど、ここまで「どうせキム・ヨナが1位なんだから何点つけたっていいでしょ」みたいな試合をみせられるとなんだかもう・・・

はぁ。。。

posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 15:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
フランス杯(起床後)
ンラインリザルトを観ながら結果を待つのは心臓が持たないので、起床後に一気に観ることにしました。

基本的にはこういう結果を予想してたけど・・。でもやっぱりちょっと心のどっかで、予想を裏切ってくれないかなと思ってました。でも去年までとほぼ一緒でしたね。去年も緒戦から当たってたらまさにこの結果でした。76点も出てなかったと思うが・・・

まだ演技見てもないので何とも言えないけど、キム・ヨナ選手、新しく取り入れた3Lz+3Tは何の問題もないようですね。ものすごく調子がよくないときに、パンクする危険があるくらいでしょうか。でもパンクしたら、次の3Fで3Tをつけるぐらいの対応やってのけそう・・。まさに死角無しですね。

けど、SPのプログラムは007だとか。衣装公開の写真では指でピストルのポーズ作ってたけど、やっぱり演技でもやるんでしょうか。ジュベールの007も記憶に新しい中、使い古されたあのポーズを・・。

キム・ヨナ選手の表現力は、ムーラン・ルージュとあげひばりを見たときは、「SPの妖艶さと、あげひばりのすがすがしい透明感、これえを両方演じきるなんてすごい」と思ったし、(当時の)日本人選手にはここまでは出来ないと確かに思ったけど、最近は、ムーラン・ルージュのような妖艶さ以外はあんまり個性がないんじゃないかなぁと思います。「こうもり」「ミス・サイゴン」で滑ってたときは、曲がいい曲だし本人のすべりも力強く、スピード感があってよかったけど、表現っていう意味では普通だったし・・。去年も「死の舞踏」は個性爆発(ちょっと観すぎて飽きたけど)だったから審判やファンが狂喜して点数上げるのはまぁわからないでもなかった、「シェラザード」は個性0だったと思うんだけどなぁ。

要するに言いたいのは、彼女が表現という意味で個性を発揮できるのは、やっぱりムーラン・ルージュに通じる妖艶なプログラムであって、それを3年前、去年に続けて今年もやるのかと・・・

あのピストルのポーズに、お約束の表情に、また76点という男子のような得点を与えたんでしょうか。もちろん、3Lz+3Tを決めて完璧に演じきったから圧倒1位は間違いないんですが、76点じゃ・・・もう他の選手に勝ち目ないですよね。。コストナーが3F+3T決めた場合に何点出す気なのかにもよりますが、もはや日本人選手には勝たせる気0としか思えません・・・安藤選手の3Lz+3Loはまず認定しないでしょうし、報道(信用できないけど)で一応ノーミスだったと書かれている中野選手は59点台・・。

今年のロシェットの世界選手権の点数を考えたら、3回転+3回転のない選手にも65点以上与える余地があるハズなのに・・・。やっぱりロシェットは特別なんでしょうか?

SPでコンビネーションが抜けたのではどうにもなりません。これだけ点差がつくことも、コンビネーション無しで59点近くもらえてることを考えれば、相手が76点もらうことも、一概に文句は言えない。

でも。

キム・ヨナはなぜあんなに自信満々に滑れるんだろう?なぜ彼女は、いつも泣きそうな顔で滑っているんだろう?

それは性格の違いもあるかもしれませんが、でもやっぱりルールやまわりの環境にも原因があると思います。

キム・ヨナ選手は、普通にやれば回転不足なんて取られないという安心感があるでしょう。だってSPで取られたことなんてほとんどないんだから。こっちは、回転不足とられたら一貫の終わりです。
2A+2Loになっちゃうんですから。そして何度となく、角度を変えてスローで観なきゃ(観ても)わからないような回転不足をとられてきた。ルッツのエッジ判定と回転不足判定で、3年前あんなに完璧だったショートがぼろぼろになった。(世界選手権で失敗したトラウマのほうが大きかったかもしれませんが)

ショートで3A挑戦は博打です。ちゃんと決めても、3F+2Loより低い点になる。しかも2Aに判定になった場合も2A2回(というか3回転じゃないから?)ルール違反ですよね・・?違ったらごめんなさい。。

とにかくもう決めるしかないんです。しかも回転不足を絶対に取られないように。。

これが一体どれだけの重圧をかけていることか。普通にやれば認定してくれることが、どれだけ自信になることか。審判が自分に味方していないと感じたスルツカヤに、トリノで起きたことは?

しかも、この博打さ加減を考えたら、どう考えてもSPは3F+2Lo、3Lo、2Aにしたほうが確実だし、17点も差はつかない。10点以上はつくだろうけど。。

でも10点差なら、逆転は難しくても、点差はだいぶつめられる。でも2位ぐらいなら確実かもしれない。少なくとも、こんなに(彼女にしては)ぼろぼろの点にはならない。っていうか、コンビネーション丸々なくて59点はかなりすごい。

でも、彼女はいつも「成功したら1番になれる可能性がある。だけど高度すぎて、失敗したら大減点」のほうにチャレンジしてしまう。

それはほんとに彼女が望んでいることなのだろうか?望まされていることなんじゃないのかな??

今年の世界選手権だって、結果論だけど、冒頭の3Aが決まった時点で次を2Aにしておけば
メダルは獲れた。滑走順もあるし、練習では跳べるから・・とかであそこで2Aにする選択肢はなかったと思うけど、でもやっぱり、「1番になれる可能性がある賭け」ことをいつもいつも彼女が引き受けてさせられている」ようでならないよ。

「それを引き受けなくていい」と言ってあげられるモロゾフはすごい。っていうかうらやましい。

もう3年前のように、ジャッジは味方してくれない。「普通にベストの演技をしたら優勝」ではないし、「3A無しでも勝てる」状況もなくなってしまった。みすみす変えさせてしまったというべきか・・。

だから彼女に、1番を求めちゃいけないと思う。だってそれをさせてたら、これからGPシリーズですら表彰台に乗れないかもしれない。それぐらい彼女のやっている内容は博打すぎる。

ルールは今年はどうにもならないけど、せめて周りの人だけでも「金メダルを獲らなきゃ意味ない。銀なら無いのと同じ」みたいな空気を作るのはやめてほしい。銀メダルだってすごいことだ。本人が納得のいく演技を出来て、観客も感動できたなら。

トリノの年から2年間は、確かに彼女の年だった。あんなのに出てこられたらどうしようもないとみんな思った。だから、どう考えても有利だったのはあの頃だったんだ。なのにろくに五輪に出すための努力もせず放置。たまたま荒川選手が金を獲ってくれて見事に批判をすりぬけ、今度は超不利なルール改正も放置。

これだけひどいことをしておいて、どうして金メダルなんて求められるんだろう?みすみす自分達からチャンスを手放して、不利な状況を作り上げて、なのに期待やプレッシャーだけはそのままで・・・

五輪に出さなかったときに、「東京世界選手権を用意してある」なんて言った人達です。佐野稔は好きだけど、「日本人で3連覇してほしから次の五輪は安藤選手に勝ってほしい」なんて言ってました。

選手には1回1回が勝負のはず。今回がだめでも次・・なんてことはない。まして五輪は4年に一度。野球選手とは違うんです。4年は長すぎます。

勝手に配置を考えないでください。すでに一世一代の大チャンスをご丁寧にスルーしたんです。そして不利な状況を作り出しておいて、選手には「キムが200点超えたからお前も200点超えないと」とのたまう。頭がおかしいとしか思えない。キム・ヨナ選手が200点超えられるようなルールにしたのは誰ですか??技術に大きな変化はないはずなのに、72→76点とジャンプ一個分も点数が上がったわけは???

とにかく、見る側も、「1番をとってほしい」ではなく「とれたらラッキー」と思わなくてはいけないですね。っていうか1番でなくてもいい。だってベストを尽くせば結果がついてくるわけじゃないんだから。
結果がたとえついてこなくても、納得のいく演技をしてほしい。

誰も、金メダルじゃないと意味ないなんて思いません。メダルなんてなくったっていい。人生の宝物になったと思えるような、素敵な経験として、五輪を楽しんでほしい・・・と心から祈っています。


posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 10:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
フランス杯 (就寝前)
とうとう始まりましたー。
今年の目標は「(特に年内の試合の)結果に一喜一憂しない」です。
でもやっぱり結果は気になって、ついついオンラインリザルトをチェック。

男子の結果はこちら。
どん!

1.トマシュ ベルネル 81.00
2.織田 信成 79.20
3.アダム リッポン 75.82
4.セルゲイ ボロノフ 72.80
5.ヤニック ポンセロ 72.80
6.ブライアン ジュベール 72.15
7.アルバン プレオベール 66.49
8.ライアン ブラッドリー 65.21
9.楊超 60.72
10.ハビエル フェルナンデス 60.56
11.ピーター リーベルス 60.31
12.ヴォーン シプール 51.45

ベルネル、やったー!!80点ごえ!
この点数ならノーミスだった可能性もありますね。まだわからないけど・・。
でもグランプリ緒戦でベルネルがSP首位って・・新鮮☆

織田君もまずまずですね。やっぱり安定感あるんだなー。
この点数だと、ノーミスの可能性もあるし何か小さいミスをした可能性もありそうですね。

あとリッポンの3位もうれしいなー。
去年はシニアデビューの年で、グランプリではかなり苦戦してたけど、
世界ジュニアで快心の演技を見せてくれましたよね。滑り出しも好調!

フィンランディアのフリーで大ちゃんに勝ったボロノフが続いてます。
ネーベルボルンSPで大変なことになっていたポンセロが5位。

そしてジュベール・・。
こうなることもあるとは思ってたけど、厳しい結果ですね・・・。
トリプルアクセルかコンビネーションか、とにかく大技で失敗したのかな。
でもジュベールなら巻き返せる。
がんばって!

次がプレオベール。
そしてブラッドリーのPCSが5点台なのが心配・・・。

今年の世界選手権のマトリックスで結構いいなーと思ったフェルナンデスが出てます。
でも彼もモロゾフなんですね。
モロゾフのマトリックスにまたしても見入っていたとは・・・なんかやっちゃったって感じ;

予想(覚悟)どおりのところもあればうれしいサプライズもあり。
とにかく放送が楽しみです☆
まぁ地上波には期待できないな・・・


アイスダンスはヴァーチュ&モイアが順調に1位!
カー兄弟が2位!
ペシャラ&ブルザが3位!
盛り上がってきました!
こっちは映像見るのは更に先かもしれないけど、あ〜、わくわく!^^
posted by: さきんこ | フィギュアスケート | 00:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |